マーケ分析データ 最終レポート

東京 夜空と光の夏祭り2026〜ほしひか〜(国営昭和記念公園 / 立川)

分析期間:2026/7/10〜8/24(本番:8/8〜8/16)/GA4・Search Console・QRコード計測・Hulaブース売上の4ソースを統合。

522,514
7/10〜8/24合計・専属確定
362,873
日別合計(同一ユーザーの再訪含む)
主站(redcliff-inc.co.jp)表示回数
228,916
同期間・比較参考
特設ページ単体の直帰率
53.8%
アクティブユーザー 290,656名(メインページのみ)
50,906
7/26〜8/31・サイト本体+FAQ計10ページ
hoshihika-fes GSC表示回数
327,432
同上・同期間

上記の表示回数・延べユーザー数はhoshihika-fes特設サイト(hoshihika-fes.redcliff-inc.co.jp)に限定した、他施策を含まない確定値。参考として、同期間の主站(redcliff-inc.co.jp本体)の表示回数(228,916)と比べると、hoshihika-fes特設サイト単体で主站本体を上回る閲覧数を記録している。なお「延べユーザー数」は日別実績の単純合計のため、複数日にまたがる再訪ユーザーは重複カウントされる(期間内ユニーク数とは異なる)。

GSCの数値も同様にhoshihika-fes.redcliff-inc.co.jp(本体+FAQ計10ページ)に限定した確定値(50,906クリック/327,432表示回数、7/26〜8/31)。これとは別に、redcliff-inc.co.jp(コーポレートサイト)側のプレスリリース関連3ページも本イベントの運営として並行して存在しており、こちらは10,356クリック/216,133表示回数:
・redcliff-inc.co.jp/pressrelease/hoshihika-fes/(メインページ)
・redcliff-inc.co.jp/pressrelease/hoshihika-fesdetail/
・redcliff-inc.co.jp/pressrelease/hoshihika-fesinfo/
両者はドメインも役割も異なる別ページ群のため合算はしていないが、あわせて見る場合の合計は61,262クリック/543,565表示回数となる。

最も反応の大きかった施策

8/7 立川市LINE配信・プレスリリース第三弾 → 8/8 本番初日
GSCクリック数が271→919→2,078と2日で約7.7倍に急増。期間中最大の反応。8/8は新聞広告掲載日とも重なるが、急増の主因は本番開幕そのものと見られる(新聞広告単体の反応はQRスキャン60件にとどまり、総括では別途「効果薄い」と評価)。
showakinen-koen.jp(昭和記念公園公式サイト)からの送客
セッション149,322件。単独チャネルとして極めて大きい送客源。
Instagram広告(ig/paid)
セッション284,448件で全チャネル中トップ。有料施策の主力。
オフライン施策(チラシ・広報誌・新聞広告・QR)合計
UTM計測分約8,600セッション。デジタル施策を下支え。
特設サイト(hoshihika-fes.redcliff-inc.co.jp ↗)が主站本体を上回る
同期間の表示回数:hoshihika-fes 522,514 vs 主站 228,916。イベント単体で会社サイト本体以上の閲覧を集めた。
YouTube広告「VRC_星空と光の夏祭り」費用は毎日ほぼ一定(平均¥3,787/日)
7/25〜8/15の22日間、日別消費額は¥3,762〜¥3,805の範囲でほぼ横ばい(Zenken社による運用、合計¥83,325)。検索(SEO/GSC)とは無関係のYouTube動画広告費。本番期間中も金額に変化はなく固定の日予算運用とみられるが、この施策単体の効果を正確に切り分けて測定するのが難しい点に留意。
星ひか公式アカウント(@hoshihika_fes):素材タイプでエンゲージメントが激変
7/25〜8/7(静止画中心)はエンゲージメント率9.5%だったが、8/8〜「初日映像リール」投入後は34.4%に急上昇(消費額は半分以下)。オーディエンスの性別構成も男性80%→女性80%と反転しており、動画素材と本番期の訴求が層を変えた可能性。

総括:チャネル別の手応え

今後の施策の参考用

金額の大小ではなく「何が実際に人を動かしたか」を軸に、今後の予算配分の参考として以下にまとめる。

施策内容実測された反応評価今後への示唆
Instagram
REDCLIFF公式アカウント・Zenken社運用
IG広告・追加IG広告(8/8〜)・Meta広告・SNS運用代行全チャネル中トップ:セッション284,448件+35,306件+11,376件効果大予算の中心に置くべき最重要チャネル。本番直前の追加投資判断も効果があったとみられる。
Instagram
星ひか公式アカウント(@hoshihika_fes)
実績¥1,499,856(7/25〜8/14、予算設定なし)広告管理画面で確認:インプレッション2,097,764、クリック155,047件、エンゲージメント375,263件。8/8〜のエンゲージメント率34.4%は7/25〜8/7の9.5%の3倍以上(「初日映像リール」素材が牽引)効果大REDCLIFFアカウントとは別予算・別運用。動画(リール)素材がエンゲージメントを大きく左右することが判明、次回はリール比率を増やす検討を。
昭和記念公園
公式サイト連携
費用なし(提携による掲載)セッション149,322件——単独チャネルとして2番目の規模効果大今回の予算表に項目は無いが、実質的に貢献度が最も高い施策の一つ。公式サイト・自治体との連携は今後も重点的に確保すべき。
ポスティング
チラシ10万部
¥900,000QRスキャン最多(チラシ1・FMDpoJ:1,349件・全体の51%)。関連セッション6,070件(チラシ1+チラシ2の合計、kino cinemaサンプリング分と混在の可能性あり)効果ありオフライン施策で最も反応が良い。次回も継続推奨。
デジタルサイネージ
ISETAN/アレア/曙/コモンズ立川
4拠点合計¥520,000QR経由セッション7,264件効果あり複数拠点に分散したビジョン広告は着実にQR誘導に貢献。
X広告
Zenken社運用
予算¥100,000/実績¥73,470広告管理画面で確認:インプレッション770,059、リンクのクリック2,163件効果あり実際に効果が出ている施策。次回も継続推奨。
アソビュー/ぴあ
関係者割引
手数料型オンラインチケットQR合計296件効果あり数は少ないが属性が非常にクリーン。関係者向け導線として継続価値あり。
新聞広告
多摩地域紙・8/8朝刊
¥310,000QRスキャン60件のみ(既存の「産経新聞」ラベルQRを再利用のため計測が混在)効果薄い絶対数が少ない。次回は掲載紙ごとに専用QRを分けるべき。
YouTube広告
Zenken社運用
予算¥100,000/実績¥83,325(「VRC_星空と光の夏祭り」、7/25〜8/15)独立した効果を裏付けるデータなし(検索とは別軸のためGSC/SEOには寄与しない)効果未検証専用URL/QRでの計測タグ付けが必要。次回はこれを設定して可視化すべき。
kino cinema
サンプリング配布
¥45,000(1,500枚)既存のチラシ用QRを再利用のため、単独の反応はチラシ全体の数値と分離不可効果未検証同上。専用QRの発行で独立計測を。

※「評価」は投下コストの大小ではなく、実測データ上に反応が確認できたかどうかを基準にしている。予算額は参考情報として記入。
※Instagramは2アカウント運用のため上記2行に分けている。星ひか公式アカウント分は広告管理画面ベースの実績¥1,499,856(7/25〜8/14)。REDCLIFF公式アカウント分の実績消費額は本レポートでは未取得のため、2アカウントの費用合計は現時点で算出できない。また、GA4上のセッション数(ig/paid等)はどちらのアカウント経由の広告かを区別できないため、上記2行のセッション数・クリック数をそのまま合算すると二重計上のおそれがあり、あえて合算していない。

日別推移(GA × Google検索)

2026/7/10〜8/24・全46日/点線枠=主要施策の実施日
hoshihika-fesストリーム 表示回数(日別・専属確定)
Google検索クリック数(hoshihika-fes関連3ページ合算)
YouTube広告「VRC_星空と光の夏祭り」消費金額(日別・検索とは無関係) 計測期間:7/25〜8/15のみ
7/107/248/88/24

流入チャネル(セッション起点・上位14)

全站・オレンジ=オフライン/自社施策タグ
オフライン施策(UTM計測分・全項目)
参照元 / メディア対応する施策セッション数

Instagram広告 詳細(星ひか公式アカウント @hoshihika_fes)

広告管理画面ベースの実績・2期間比較
期間① 7/25〜8/8前半(本番前)
期間② 8/8後半〜8/14(本番期間)
期間① 消費金額
¥999,996
imp 1,391,016・クリック92,802件
期間① エンゲージメント率
9.51%
エンゲージメント132,241件・CPE¥7.56
期間② 消費金額
¥499,860
imp 706,748・クリック62,245件
期間② エンゲージメント率
34.39%
エンゲージメント243,022件・CPE¥2.06
2期間合計
¥1,499,856
imp 2,097,764・クリック155,047件
インプレッション数(日別・7/25〜8/14)
エンゲージメント数(日別)
7/257/318/88/14

※8/8は期間①(前半・12時まで)と期間②(後半・切り替え直後)で計測が分かれているため、日別グラフ上では「8/8前半」「8/8後半」の2本に分けて表示している。日別データを合計すると期間①¥999,996.25・期間②¥499,860とKPIカードの金額に完全に一致する。

ターゲット別
区分①クリック①費用②クリック②費用
イベント35,661¥383,70822,062¥178,421
ファミリー29,883¥327,16329,206¥233,193
季節・モーメント27,258¥289,12610,977¥88,246
性別
区分①クリック①費用②クリック②費用
男性78,322¥840,62810,171¥83,024
女性14,330¥157,69051,929¥415,638
不明150¥1,679145¥1,199
年代別
年代①クリック①費用②クリック②費用
18-2414,901¥161,13610,745¥81,178
25-3426,253¥277,74515,744¥125,750
35-4423,490¥247,11313,684¥111,139
45-5416,050¥176,41513,624¥111,323
55-649,253¥104,7566,845¥56,874
65+2,849¥32,7681,591¥13,508
クリエイティブ別
期間クリエイティブクリック費用
①OVERVIEW39,740¥428,865
①visual44,436¥463,494
①リール7,388¥85,919
①ドローンショー紹介リール1,160¥20,689
①ステージ紹介リール78¥1,030
②初日映像リール62,245¥499,860

※期間②は「初日映像リール」1本に集約して配信。クリック数は期間①の5素材合計92,802件の67%を1本で稼いだ計算になり、動画(リール)素材への一本化が効果を押し上げたとみられる。

検索キーワード クラスタ

GSC・hoshihika-fes.redcliff-inc.co.jp本体のクエリ実データより算出
夜空と光の夏祭り系(正式名称)
23,058 click
表示 32,269
精度:高
昭和記念公園系(花火・ドローン等含む)
14,090 click
表示 68,905
精度:概算
立川 × ドローンショー系
1,336 click
表示 6,606
精度:高
ランタン関連
1,335 click
表示 6,978
精度:概算
「東京 夏祭り」等(イベント名なし)
1,197 click
表示 51,610
精度:概算

※上記はhoshihika-fes.redcliff-inc.co.jp本体の検索クエリ実データ(全1,000件・合計クリック40,670)を表記ゆれで人力集約した値。以前掲載していた「立川×ドローンショー系1,949件」等は別ページ(redcliff-inc.co.jp内プレスリリース3ページ)の集計値であり、本体サイトのクエリでは数値が異なる(スパイダーマン関連は本体サイトのクエリではわずか8件のみで、以前の約280件はプレスリリースページ固有の検索需要だったとみられる)。
※「東京 夏祭り」等の一般ワードは表示回数5.1万に対しクリック率が約2.3%と低く、タイトル・meta descriptionの見直しで取りこぼしを減らせる余地がある。

検索パフォーマンス詳細(hoshihika-fes.redcliff-inc.co.jp本体)

7/26〜8/31・37日間
クリック数(日別)
表示回数(日別)
7/268/88/168/31
ページ別内訳(全10ページ)
ページクリック表示回数CTR
/(トップ)49,858320,27915.57%
/faq/57314,5483.94%
/faq/ticket/2913,2259.02%
/faq/entry/15310,0961.52%
/index.html1464,0333.62%
/faq/venue/436077.08%
/faq/lantern/217352.86%
/faq/sparkler/196922.75%
/faq/access/132754.73%
/faq/drone/47130.56%
デバイス別
モバイル 93.2%(47,429件)
PC 6.2%(3,159件)
タブレット 0.6%(318件)
国別(上位)
  • 日本50,747(99.7%)
  • 台湾41
  • 香港38
  • 韓国18
  • 米国9

※トップページ1ページで全クリックの98%(49,858/50,906)を占める。FAQ群の中では「ticket(チケット)」「entry(入場方法)」への関心が高く、逆に「drone(無人機)」「access(交通)」は表示回数の割にクリックが伸びていない——導線やタイトルの見直し余地。国別分布はQRコードの海外スキャン傾向(シンガポール・台湾・香港等)とも整合的。

都市別アクセス(GA・上位15)

立川市自体は9位——首都圏全域からの集客を示す
#都市アクティブユーザー数

QRコードスキャン分析

全8本・総スキャン数 2,637(集計基準日 2026/8/31)/各施策の開始日は日別推移の施策タイムラインと照合可能
総スキャン数
2,637
全8チャネル合算
QRコード数
8本
オフライン5・オンライン3
最多スキャン施策
51.2%
ポスティング(チラシ1|FMDpoJ)
実物配布施策の合計
85.7%
チラシ・ポスター・広報誌(フェーズ1)
フェーズ1 先行実物施策(QR作成:7/6〜7/9)
フェーズ2 新聞広告(QR作成:7/22)
フェーズ3 関係者販売・ノベルティ(QR作成:7/28〜7/29)
フェーズ1|先行実物施策
85.7%
2,261スキャン/広報誌・チラシ×2・ポスター
キャンペーン初期の実物配布が大半を牽引
フェーズ2|新聞広告
2.3%
60スキャン/多摩地域紙(8/8朝刊)
単体施策としては小規模
フェーズ3|関係者販売・ノベルティ
12.0%
316スキャン/アソビュー・Pia・ステッカー
対象を絞った配布で高いJP・iPhone比率

※上記フェーズの日付は各QRコードの作成日であり、実際に配布・掲載された日ではない(例:新聞広告のQRは7/22作成だが、実際の掲載は8/8)。実際の施策実施日は日別推移の施策タイムラインを参照。
※新聞広告のQR(IjEbcx)は、当初「産経新聞」向けに作成したものを、実際には8/8に多摩地域紙へ掲載した広告でも使い回している。そのため60件のスキャンはどちらの紙面経由か区別できず、新聞広告全体としての参考値にとどまる。
※kino cinemaでのサンプリング配布(1,500枚、7/30〜)も新規QRを発行せず、既存のチラシ用QR(フェーズ1・FMDpoJ/8x9R60のいずれか)を再利用している。そのため上記チラシのスキャン数にはkino cinema分も混在しており、サンプリング単体の反応は切り分けられない。

OS分布(全チャネル合算)
iPhone 約62.5%(約1,647件)
Android 約34.6%(約913件)
その他 約2.9%(約77件)

チケット販売系・ポスターはiPhone比率が特に高い(72〜80%)。新聞広告・立川市広報誌はAndroidが優勢。

国別分布
  • 日本約98.4%
  • アメリカ約36件
  • その他(シンガポール・フランス・ベトナム 等)少数

ポスター(k6mSvT)は海外スキャンの国数が最も多様。ただしポスター自体はオフライン掲示のため、来日中の外国人観光客が母国キャリアのローミング経由でスキャンした(滞在国ではなく契約国側の国判定になるケースがある)、またはSNS等で写真が共有されリンクプレビューボットが反応した可能性などが考えられ、いずれか特定はできない。件数自体もごく少数。

施策ターゲット表示実際の主要エリア一致補足
チラシ1号(FMDpoJ)ポスティング(全域)日野・八王子・昭島想定通り郊外配布エリアに強く集中。最多スキャン施策の実体はここ。
立川チラシ2号(8x9R60)立川メイン配布東京・港区・千代田要確認「立川」と銘打つが、立川自体は5位。都心部からの反応が最多。
立川市広報誌(m2AXfQ)立川市内配布立川(1位・13%)+都心部概ね一致立川が1位だが、都心部からのスキャンも一定数混在。
チケット系・ポスター―港区・東京・千代田想定通り都心部の関係者・購買層に集中。

全チャネル横断では「東京都心部」が約29%、「多摩西部(日野・八王子・昭島・立川)」が約20.6%を占め、この二極が主要な反応エリア。

01

実物配布(チラシ・ポスター・行政広報誌)が全スキャンの85%以上を占め、圧倒的に主要な流入経路。特にチラシ1号(FMDpoJ)単体で全体の半分以上(51.2%)を牽引。

02

オンラインチケット販売リンクはスキャン数こそ少ないが、日本国内比率100%近く・iPhone比率70%超とユーザー属性が非常に均質。

03

新聞広告と行政広報誌はAndroid比率が高く、他の施策と異なるユーザー層にリーチしている可能性。

04

ノベルティステッカーはスキャン数が20件と最少で、認知・想起施策としての直接効果は限定的と見られる。

05

地理的には「東京都心部」と「多摩西部」の二極構造が全チャネル共通で見られる。

今後に向けた改善提案

🏷️ 施策ごとに専用QRを発行する(パラメータの細分化)
今回、新聞広告とkino cinemaサンプリングは既存のチラシ・新聞QRを使い回したため、スキャン数がどの施策のものか区別しづらくなってしまった。次回は配布ロット・掲載媒体・時期が変わるたびに、新しいQR(または末尾にパラメータを付けた専用URL)を発行する。
📋 QR発行台帳を作る
QR ID・施策名・作成日・実際の使用開始日・使用媒体を一覧で管理する台帳を用意し、レポート作成時に「このQRはいつ何に使われたか」を毎回調べ直さなくて済むようにする。

Hula射撃体験ブース売上

ブース概要(背景)

内容:Hula射撃体験(Hulaドローンを使った射撃体験、1回500円)。
規格:2間×3間(約6m×3m)のブースを2張、並列で設置。
運営体制:1日あたりアルバイト2〜3名+自社スタッフ3名で対応。今回は悪天候により体験者数が想定より少なかったため、この体制で十分に対応できていた。

⚠ この数値は施策の成果指標として扱えません(理由は以下)
  • 営業時間が計画通りに実施できていない:本来17:00〜21:00(ドローンショー・ランタン放飞の時間 計約1時間を除く)の予定だったが、天候により日ごとに稼働時間が大きく変動。フル稼働できた日はほぼ無い。
  • 電波状況が悪く、PayPay決済トラブルが多発。決済できずに離脱した来場者数は未計測——実際の体験希望者数はこの数字より多い可能性が高い。
  • 同じ理由でSNSフォロー用QRコードの読み取りができず、リード獲得はほぼゼロ。
  • 全体の約44%(53人/121人)が立て替え決済。会計を効率化するため意図的にまとめて決済する運用だったが、スタッフ側の端末も電波不良で決済待ちが発生したり、決済途中でキャンセルが入ったりするケースがあった。人数が多いタイミングでは、オンライン決済(PayPay)と現金決済のどちらで支払われたかの区別が混同しやすく、特に現金はお釣りのやり取りが加わる分ミスが起きやすかった。なお、体験人数121人という総数自体の集計は正しい。
総体験人数
121人
開催9日間中、稼働記録があるのは5日のみ
売上
¥60,500
1回500円 × 121人
立て替え決済比率
43.8%
53人/121人・決済方法の内訳に注意(総数は正確)
日付天候・開催状況体験人数うち立て替え備考
8/8(土)☁ 開催日1人―設置場所の調整前で、照明もまだ設置されていなかった。
8/9(日)⚡ 途中中止2人―落雷のため早期中止。
8/10(月)☁ 開催日35人15人ブースの案内(アナウンス)がされていなかった。
8/12(水)☔️ 途中中止記録なし―悪天候のため、この日はブース自体の稼働記録なし。
8/15(土)☁ 開催日50人22人ブースの案内(アナウンス)がされていた。
8/16(日)☔️ 開催日(荒天貫徹)33人16人一時的な降雨があり、機材保護のためブースを改装。その影響で約1時間ほど中断があった。

天候区分は別ダッシュボード(開催状況アンケート集計)より参照。「①予定通り開催 n=166/②荒天でも開催貫徹 n=35/③途中中止 n=16」というグループ分けと合わせて見ると、体験人数の増減は天候による稼働時間の変動だけでなく、当日ブースの案内(アナウンス)有無にも大きく左右されている(8/10は未アナウンス、8/15はアナウンス済み)。単純な来場者数・関心度の指標としては扱いにくい。

今後に向けた改善提案

📡 現地にStarlink等の独立回線を設置
PayPay決済・SNS QR読み取りの両方が電波不良で機能しなかったため、キャリア回線に依存しない独立した通信環境を用意する。
💴 現金決済にも対応
通信障害時の代替手段として現金決済を用意しておくことで、機会損失と代理決済によるカウント誤差の両方を減らせる。
⛺ テントの位置調整で雨よけの庇を作る
天候不良時は、ブースのテント(幕)の位置を調整して一部を張り出させることで、雨除けの庇(ひさし)として活用できる。悪天候でも中断せずに稼働時間を確保しやすくなる。

次のステップ・改善提案

来期に向けた実行プラン

今回の分析で見えた「効いた理由」「測れなかった理由」を踏まえ、次回の意思決定に直結する形で7つの論点に整理した。個別施策の細かい改善(QR発行台帳など)は各セクションに記載済みのため、ここでは次回の準備段階で決めておくべき、より上位の実行プランに絞る。

📡 ① 計測基盤を「本番前」に固める
今回はGTM設定漏れやQR使い回しにより、後から検証できないデータが複数発生した。
  • QRは施策・配布ロットごとに新規発行し、ID/作成日/使用開始日/使用媒体を管理する台帳を運用する
  • X広告・YouTube広告は専用UTMリンクを発行し、GA4と広告管理画面の数値を突き合わせる体制を事前に組む
  • hoshihika-fes側のGTM/GSC設定は本番前にテスト計測で動作検証しておく
  • 8/8は新聞広告・本番初日・Instagram期間②の開始が重なり、GSCの急増がどの施策の寄与か厳密には切り分けられなかった。次回は施策の開始日を意図的にずらすか、重なる場合でも各施策固有のUTM/QRを必ず持たせ、後から要因分解できる状態にする
🎬 ② クリエイティブはA/Bで検証してから本張りする
星ひか公式アカウントでは「初日映像リール」1本が、期間①の静止画中心5素材合計の67%のクリックを稼いだ。
  • 次回はキャンペーン初期から静止画とリール動画を並行投入し、初速データで配分を早期に切り替える
  • 実は期間①の時点で、リール系素材(リール/ドローンショー紹介リール/ステージ紹介リール)のCPE(エンゲージメント単価)は¥1.6〜2.9と、静止画系(OVERVIEW/visual)のCPE¥10.1〜10.3の4〜6倍効率的だった。期間②へ切り替わるのを待たず、期間①の途中の素材別データからでも「リールに寄せるべき」という判断はできたはず
  • 期間②はエンゲージメント率が期間①の3.6倍・CPE(エンゲージメント単価)は73%改善(¥7.56→¥2.06)したにも関わらず、日予算はほぼ据え置き(期間①約¥66,666/日 vs 期間②約¥71,409/日)。効率が大きく改善した施策を見つけたら、その場で予算を積み増す運用にする
💰 ③ 効果が出た施策に寄せ、宙ぶらりんの施策は次回までに決着させる
効果が確認できた施策とできなかった施策がはっきり分かれた。
  • Instagram(両アカウント)・昭和記念公園連携・デジタルサイネージ・X広告・ポスティングは継続/増額を優先検討
  • 新聞広告・kino cinema・YouTube広告は「専用計測を設定できるなら継続、できないなら縮小」を次回開始前に判断する
  • 参考値として、X広告のクリック単価(約¥34)はInstagramのクリック単価(¥8〜11)の3〜4倍だった(計測方法の違いがあるため厳密比較ではないが、予算配分の一材料にはなる)
  • チラシ・ポスターなど実物施策のエリア選定は、QRスキャンとGSC検索という全く異なる2つの計測手法がどちらも「東京都心部」と「多摩西部(日野・八王子・立川)」の二極構造を示しており、次回もこの2エリアを重点対象として信頼して良い
🔍 ④ SEOの取りこぼしを埋める
hoshihika-fes本体のクエリデータから、機会損失がある領域が見えた。
  • 「東京 夏祭り」等の一般ワード(表示回数5.1万・CTR約2.3%)はタイトル・meta descriptionを見直し、取りこぼしを回収する
  • FAQ内「access(交通手段)」のCTRが全ページ中最も低い(0.56%)。来場を決めた人が最後の一歩でつまずいている可能性があり、トップページ・チケットページからaccessページへの内部導線を優先的に強化する
👥 ⑤ 受け手の年齢が違えば刺さるものも違う
星ひか公式アカウントの2期間で、性別・年齢の構成が創作物のテイストにあわせて変化していることが分かった。
  • 期間①(技術・概要訴求のクリエイティブ)は男性80%、期間②(本番の実写「初日映像リール」)は女性80%と、性別構成がほぼ反転した
  • 年齢は反転はしていないが、期間②では45-54歳の構成比が+4.6pt伸びる一方25-44歳が縮小しており、「体験・雰囲気」訴求は家庭の意思決定層により強く刺さった可能性がある
  • 年齢別のCPE(エンゲージメント単価)は両期間とも25-34歳が最も高く、年齢が上がるほど下がる傾向(期間①は55-64歳¥5.14・65+¥4.44が最安、期間②も55-64歳¥1.80・65+¥1.77が最安)。花火×ドローンは若年層向けと思われがちだが、実際に安く反応が取れているのは45歳以上で、テイストが全く異なる2つの期間で同じ傾向が出ている以上、偶然ではなく構造的なシグナルの可能性が高い。次回は45+向けの専用クリエイティブ(夫婦・家族の思い出訴求等)を試す価値がある
  • 性別の効率改善は「性別ターゲティングを変えた」結果というより「リール素材(感情訴求)が女性オーディエンスに刺さった」副産物である可能性がある。次回はリール素材を男性向けにも配信し、効果が素材由来か性別由来かを切り分けるとより正確な学びになる
  • 次回は「技術・スペクタクル訴求(男性・25-44歳向け)」と「体験・雰囲気訴求(女性・45-54歳向け)」の2系統のクリエイティブを、本番を待たずキャンペーン序盤から並行配信し、両方の受け手を早い段階から取りこぼさない設計にする
📋 ⑥ 来場者調査とUGC計測を来期の設計に組み込む
今回はアンケートフォーム自体は用意していたが、アソビュー・ぴあの両チケット販売プラットフォームとも購入者への一斉メール配信に対応しておらず、実際に回収できた定性データはアソビュー側の口コミ(レビュー)からポジティブ/ネガティブな言及を抽出したものに限られ、購入者全体をカバーできていない。
  • 可能であれば、次回はチケットプラットフォーム選定時に「購入者へのメール配信対応の可否」を選定条件の一つに加える
  • プラットフォームに依存しない自社の顧客接点(購入時のLINE公式アカウント登録、会場でのQRコード経由アンケート等)を別途用意し、根本原因分析ができる状態を作る